貸借対照表とは

貸借対照表とは、決算（通常1年）が終わった時点で会社の財政状態の内容を一覧で表示したものです。
会社にどれだけ財産や、債務、元手があるのかということが分かる書類です。
貸借対照表は、バランスシート（B/S）と呼ばれており、決算日時点の会社の財政状態を、
勘定科目毎の金額を表示したものです。
どのような財産、債務を有しているかが表示されています。

勘定科目の表示の順番は、資産であれば、現金化しやすい順番に並べられており、
負債は、支払が早い順番に並べられています。

貸借対照表は、プラスの財産（資産）と、債務（負債）と、その差額（純資産）が分かる表です。

資産と純資産は、似たような言葉で、混同しやすいですが、全く異なります。
資産は、財産ですが、純資産は、資産と負債の差額で、株主の持ち分を意味します。
純資産は、株主に対する負債ともとれます。
純資産とは、資産と負債の差額から株主の持ち分を表したものなのです。

式で表すと下記のようになります。

純資産＝資産－負債

式を変形させると・・・

資産＝負債＋純資産

上記となり、貸借対照表の借方の金額（資産）と、貸方の金額（負債、純資産）の金額は、一致することになることが分かります。