社会保険料率変更
平成27年9月分(10月納付分)より、厚生年金保険料の料率が変更されることとなりました。
東京都の場合は、下記のようです。
■一般の被保険者
17.474%→17.828%
■坑内員・船員
17.688%→17.936%
詳細はこちらをご確認ください。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150/h27/h27ryougakuhyou
数%ですが、天引き額が増えるのは、なぜか悲しいですよね。
最近は、毎年のように、厚生年金保険料の値上げが行われています。
これは、平成29年9月迄毎年0.354%ずつ段階的に改定されることが決定されています。
このような厚生年金保険料の負担額増加の背景には、人口減少と高齢化社会があります。
「国立社会保障・人口問題研究所」が平成24年1月に発表した「日本の将来推計人口」により、
その推計結果を簡単にまとめると下記のようになります。
■人口減少が進み、平成72年(2060年)には現在の3分の2になる!
■人口高齢化が進行し、平成72年(2060年)には人口の約4割が65歳以上になる!
上記に伴い、
■人口減少により、保険料収入の減少!
■65歳以上の人口割合上昇により医療費及び年金給付等の増加!
が、懸念されます。
収入は減り、支出が増えることが予想されていますので、
今後もおそらく社会保険料の負担額は増加し続けるのではないでしょうか。
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